脊柱管狭窄症での日常生活の2つの注意点や治療法についてを解説

脊柱管狭窄症と上手くつきあうためには、日常生活で注意するポイントをおさえておく必要があります。
今回の記事では日常生活での注意点を紹介します。

脊柱管狭窄症の日常生活での2つの注意点について

1.症状が出にくい姿勢をとるように心がける

症状を自覚しにくい姿勢とは、神経が障害を受けにくい姿勢のことをいいます。
症状が出にくい姿勢をとることにより、神経のダメージが悪化するのを予防できます。

特に腰を反らす姿勢をすることで、神経が圧迫されてしまい、症状が出やすいので注意が必要です。

・重い荷物には気を付ける
重い荷物を持つ際は、体の近くで持つことにより、体をそらさずに持つことができます。

・踏み台を使用する
立ち仕事をする場合は、片足を踏み台のようなものに乗せると良いです。また高い所の物をとる際も、踏み台を使うことで背をそらさずに取ることが出来ます。

・体重の管理をする
肥満の方は、体重を減らすことにより腰椎や周囲の筋肉にかかっている負担を減らすことが可能です。
下肢の神経症状があると、運動量が落ちてしまい、体重が増加しやすくなることがありますので、体重の管理には気を付けましょう。

・杖や手押し車などを使用する
外出をする際は杖や押し車を使用することで、症状が出にくい前かがみの姿勢で歩きやすくなります。

・自転車を使用する
自転車をこぐ姿勢は、腰が曲がることで症状が出にくい姿勢ともいえます。遠くに行く際や買い物の時は自転車を使うと良いでしょう。

運動をする
筋力の低下を予防するため、ある程度の運動をすることもおすすめです、痛みのある部位の筋肉がほぐれることにより、症状の改善にもつながります。
症状が出ない範囲で適度な運動を行いましょう、ストレッチ、体操、筋肉トレーニングなどが有効です。

気を付けて欲しいのが、無理な運動を行わない事です。痛みがあるのに我慢して長い時間歩くなどは神経にダメージが加わってしまうので逆効果になります。

禁煙をする
 喫煙が原因で血液の循環が悪くなり、症状が悪化してしまいます。また心臓や肺に負担がかかってしまい、手術をする際、合併症などの危険が増します。

お風呂にはゆっくりと浸かる
脊柱管狭窄症の方は、冷えがあると痛みやしびれなどが悪化するとされています。
よってお湯につかり、しっかり腰部を温めることにより、症状が楽になる可能性があるので、入浴の習慣をつけましょう。

 

2.正しい座り方をする

・椅子に深く座り、骨盤を立てるようにする
腰に負担がかからない座り方は、骨盤を立てる座り方です。
骨盤を前後にも傾けず、立っている時のような状態が理想です。まず骨盤を立てるためには、椅子に深く座り、お尻を背もたれにつけ、そのまま体を起こすようにします。
腰を反らせすぎてしまうと、骨盤が前傾きする上に、痛みが出やすくなりますので、気を付けて下さいね。

・柔らかいソファーやリクライニング機能付きの椅子の使用を避ける

骨盤を立てて座る方法は、できるだけ座面の硬い椅子を選ぶようにしましょう。
しかしクッション材の敷かれていない椅子は硬すぎますので、そういう場合は、機能性クッションを敷いて調整します。
また、リクライニング機能付きの椅子は、骨盤を立てて座るのに向いていません。

・背もたれと背中の間にクッションを置くようにする

背もたれと背中の間に隙間が空くという方は、背もたれと背中の間にクッションを置いて調整しましょう。
なお、骨盤を立てると痛みが増すという方は、クッションがおすすめです。痛みが少ないやや前傾姿勢を保つことが出来るように
背もたれと背中の間のクッションで調整するようにします。クッションに背中を沿わせるように意識しつつ過ごせば、猫背の予防にもなります。

ふたこ

脊柱管狭窄症は日常生活でも気を付けることはありますね

脊柱管狭窄症について

脊柱管狭窄症は、椎間板が飛び出たりして脊髄が圧迫されることにより、足や腰などの身体のしびれや痛みなどを引き起こすとされています。

脊柱管狭窄症の原因について

脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなってしまうことが原因になります。特に加齢による腰椎が変形することにより、脊柱管が狭くなります。
脊柱管が狭くなるこことが元で、神経が圧迫を受けてしまい、神経の血流が低下することで脊柱管狭窄症が発症します。

脊柱管狭窄症の症状について

脊柱管狭窄症の症状は下記の通りです。
1.腰部から下肢にかけての痛みとしびれ
2.歩いていると足が痛くなったり、座って休んだりする
3.下肢の歩行障害や筋力低下
4.尿や便が漏れる、及び出なくなるなどの膀胱直腸障害

脊柱管狭窄症の治療法について

保存治療

保存治療は、鎮痛薬や血行を促進する薬や、局所麻酔剤などを注射する神経ブロックなどの薬物療法、腰回りの筋力を維持し症状を和らげるためのストレッチとリハビリ、コルセットなどを装着する装具療法などがあり、症状が軽度の場合は保存療法で改善することもあります。
もし保存療法を続けても症状が改善しない場合、症状が悪化して歩行や日常の生活に支障が出る場合には手術療法を検討します。

手術療法

脊柱管狭窄症の手術は、主に脊柱管を圧迫する骨や椎間板、じん帯などを切除し、脊柱管を広げる神経の圧迫を除去する「除圧術」
脊柱管を広げた後に金属やボルトで背骨を固定する「除圧固定術」などがあります。
他にも内視鏡を使用し、手術の際の切開を最小限に抑える「低侵襲手術」も実施されるようになっています。

まとめ

1.脊柱管狭窄症の日常生活での2つの注意点について
2.脊柱管狭窄症について
3.脊柱管狭窄症の治療法について

脊柱管狭窄症も日常生活での注意点さえ守れば、症状が悪化せずに済みますので、出来る範囲で取り入れていくと良いでしょう。
また症状が改善しない場合は薬物治療や運動などの保存治療も一つの方法です。気になる方は一度病院に相談することを勧めます。