この記事を読めば腰椎椎間板ヘルニアの人が車の運転で気をつけるべきポイントが分かります。
これで今日からあなたも運転時の腰痛が少し楽になるかもしれません。
腰椎椎間板ヘルニアとは?
骨と骨の間には水分を含んだゲル状の髄核(ずいかく)とその髄核を覆う線維輪(せんいりん)
という構造があり、それを合わせて椎間板(ついかんばん)といいます。
椎間板は骨と骨の間のクッションの役割をしており、椎間板があるおかげで私たちは背骨を
色々な方向に曲げたり動かすことができます。
腰に何らかの負担がかかり、椎間板が圧迫されると、行き場のない変形した椎間板間板が周辺
臓器や神経を圧迫し、その圧迫された神経により様々な症状が出ます。
腰椎椎間板ヘルニアの症状
腰椎椎間板ヘルニア(=腰のヘルニア)は神経の圧迫により主に下半身に症状が出ます。
具体的には下記の症状があります。
・お尻や足の痛みやしびれ
・腰や足が動かしにくい
・力が入りにくい
・腰が痛い
特ににお尻~太もも裏の痛みは代表的な症状です。
酷い場合は排便排尿障害もあります。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
腰椎椎間板ヘルニアは、下記が原因として挙げられます。
遺伝・・・元々の骨の形など
病気・・・持っている既住症によるもの
腰に負担のかかる動作や作業・・・農作業や重い荷物を扱う仕事・介護など
加齢・・・老化によりるの変形など
喫煙・・・喫煙も腰痛ヘルニアに影響すると言われています
上記色々あげましたが腰椎椎間板ヘルニアの原因はほぼ椎間板の圧迫です。
女性より男性に多く、20~40歳代のに発症することが多いです。
腰椎椎間板ヘルニアの人が車の運転で気をつけるべきポイント5つ!
運転時の姿勢から腰痛が起こるというのは多いと言われています。
重症にならないようにできる限り腰痛の対策をしておきましょう。
長時間同じ体制で片側の足腰に何らかの症状が出るのはヘルニアの症状の可能性
が高いです。
そこで車の運転で腰椎椎間板ヘルニアや腰痛対策のポイントを5つご紹介します。
1 姿勢
運転中は同じ姿勢でいる為腰椎椎間板ヘルニアや腰痛持ちのドライバーさんに言える事ですが、
良くない姿勢でいると腰痛悪化につながりますので正しい姿勢で座りましょう。
・お尻とシートの間にすき間ができないように座りシートは倒さずに骨盤がまっすぐ立つよう背筋は伸ばして運転してください。
・シートを前に寄せすぎるのも前かがみになってしまうので、後ろに反ったり前かがみにならない姿勢に調整しましょう。
・シートが低すぎるのも良くないのでシートはなるべく高くして運転してください。
走行してしまうと悪い姿勢を直すにも危ないので、運転前に正しい姿勢をとりましょう。
2 ストレッチ
運転で痛める腰痛を和らげてくれるストレッチをご紹介します。
簡単にできるので空いた時間にやってみて下さい。
痛みや違和感を感じたら無理せずできる範囲でやりましょう。
両手をあげて左右にゆっくり倒す
運転中に同じ姿勢で凝った上半身をほぐすストレッチです。
体側が伸ばされるのと肩、腰も伸ばされて運転姿勢で凝り固まった筋肉を伸ばしましょう。
横になってお尻もちあげ
仰向けに寝て膝を立てて、太ももとお尻に力を入れてお尻を上に持ち上げる姿勢をとります。
お尻を持ち上げた状態で10秒ほどキープして元に戻します。
このストレッチを5.~6回繰り返しましょう。
太もものうらやお尻の筋肉が刺激されて腰痛の予防や改善となりますので是非やってみて
下さい。
片足あぐら
椅子に座った状態で片足だけあぐらをかいた状態になるスタイルで足をひっかけます。
太ももの裏などが伸ばされて、運転中の滞った血流を流しましょう。
このポーズは運転席でもできるので運転の合間にできるストレッチですので取り入れて
みて下さい。
前屈する
立った状態でもイス座った状態でも良いので前屈しましょう。
運転中同じ姿勢で圧迫されている太ももの裏伸びている感覚がありますよね。
背中~腰までなかなかこの体制にならないと伸ばせない箇所なので意識してやると良いですね。
痛みを感じるなら無理せず他のポーズでストレッチしましょう。
3 疲労をためない
長時間座り続ける事は腰痛の原因となりますのでマメに休憩を取り、からだを休ませてあげて
下さい。
長距離運転の場合は30~40分に1度くらいは休憩し疲労をためないようにしましょう。
運転中は同じ姿勢で凝り固まる上に集中力を使うので凄く疲れますよね。
到着までの時間に余裕を持って休憩時間も確保しましょう!
4 水分補給
水分補給は腰痛予防には良いと言われています。
運転中に水分補給するとトイレが心配で控える方もいらっしゃいますが、血行不良の解消
になるので水分補給をこころがけましょう。
1日1.5リットルの水を飲むのを目標に水を摂取するのがよいとされています。
暑い時は無意識に飲めますが、寒い時期は意識しないと水やお茶は摂取量が減ってしまうこと
がありますが、私もからだの為に意識的に摂っています!
5 クッションを置く
今は腰と運転席の間に置くドライバー用の腰痛対策用クッションもたくさん販売されています。
種類様々販売されているので自分に合ったクッションを選んで使ってみてはいかかでしょうか。
こういったクッションは腰への負担を和らげてくれるだけでなく、姿勢を矯正してくれますので
一度取り入れてみるといいでしょう。
運転はもちろんですが私はデスクワークで腰とイスの間にクッションを置いてますが腰痛が楽に
なるのでおススメですよ!
まとめ
腰椎椎間板ヘルニアのひとが車の運転で気をつけるべき注意点5つ紹介しました
・腰椎椎間板ヘルニアとは?→椎間板の変形によるもの
・腰椎椎間板ヘルニアの症状→主に下半身のしびれや痛みなど
・腰椎椎間板ヘルニアの原因→腰に負担がかかる姿勢や病気など
・腰椎椎間板ヘルニアの人が車の運転で気をつけるべきポイント5つ!→ポイント5つ紹介ました
運転時の姿勢は腰痛悪化することが多いと言われていますので少しでもできそうなものがあれば
今日からでも取り入れてみて下さい。