脊柱管狭窄症とはどんな病気なのか?原因や症状と悪化防止法6つ!

 

この記事を読めば脊柱管狭窄症とはどんな病気であるのかと悪化防止方法がが分かります。

 

脊柱管狭窄症とはどんな病気なのか?

背骨には、脊柱管というトンネルのような状態の管があって、その中を脳からの神経の束が入ったり来たりしています。

 

 

脊柱管が何らかの原因で狭くなるのが脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

と言われ、脊柱管の中を行き来する脊髄・神経が圧迫されると手や足の痛みやしびれ、

歩行障害、酷い場合は排尿障害等を引き起こします。

 

 

 

腰部で起こる脊柱管狭窄症はこの腰部周辺の神経を坐骨神経(ざこつしんけいつう)というので

これらの周辺の痛みを坐骨神経痛ともいいます。

 

 

一般的には腰椎の椎間板ヘルニアは若年層に多く、腰部の脊柱管狭窄症は中高年に多く発症する

とされています。

 

 

また女性より男性に多いとも言われています。

 

 

脊柱管狭窄症の原因と主な症状

 

脊柱管狭窄症は加齢・仕事・または背骨の病気などの影響によって椎間板の変形や骨など

変形等で神経が圧迫される原因で発症します。

(加齢・激しいスポーツ・農作業・介護など)

 

 

年齢を重ねると背骨が変形したり、椎間板が変形したり、突出した骨により神経が通る脊柱管が

圧迫され狭くなったります。

 

 

そのような状態になると神経の血流が悪くなり脊柱管狭窄症が発症します。

 

 

脊柱管狭窄症の原因には2タイプあります。

・神経根型

背骨から出る神経の通り道である脊柱管が狭くなることで神経根が圧迫されるもの。

下肢の痛みが主になります。

 

 

・馬尾型

神経の束の部分を馬尾といいます。この部分が圧迫されると両方の下半身にしびれ・痛み、

だるさ、感覚障害、排泄や排便障害がある場合もあります。

典型的な症状に間欠性跛行(かんけつせいはこう)があります。

 

 

間欠性跛行とは、加齢による背骨の変形、椎間板のすりへりや変形、黄色靭帯が厚く変形して

起こることが多く神経を行き来する脊柱管が狭くなり神経を圧迫し、長い距離を歩くと

症状が出て、しばらく前かがみで休むと症状が落ち着き歩けるようになるものが典型的です。

この歩く・休むを繰り返す状態を間欠性跛行といいます。

 

 

脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアと腰椎すべり症の違い

脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアとすべり症はどう違うのかを解説致します。

 

 

・脊柱管狭窄症

 

背骨にある神経が行き来する通り道である脊柱管が腰部で狭くなり神経等を圧迫し下肢のしびれや痛みが出る症状。

この病気になると長い距離を歩けません。歩けなくなったら前かがみで休むとまた歩行が

できるようになり、歩行と休むを繰り返す間欠跛行というのが代表的な症状です。

 

 

・腰椎椎間板ヘルニア

 

背骨の間にある椎間板というクッションの役割をする組織が何らかの腰への負担により

このクッションが変形し周辺臓器や神経を圧迫する事により起こるもの。

圧迫する神経に下半身のしびれや痛み歩行困難などさまざまな症状が現れます。

 

 

・腰椎すべり症

 

上下の背骨がずれた状態のこと。具体的には背骨本体である椎体とその後ろ側の椎弓とがずれてしまった状態のことです。

ずれが大きくなるとそこで脊柱管が圧迫され痛みが出ます。

ずれ(すべり)が強くなると腰椎の脊髄神経の圧迫により下半身にしびれ・痛みが現れ、

長い距離を歩くと痛みが現れ、かがむと楽になる間欠性跛行も見られることが多いです。

 

 

脊柱管狭窄症は手術が必要?

 

尿漏れや尿の排出困難などの排尿障害や排便障害がある場合と進行性の筋力低下がみられる場合

手術を受ける必要があります。

これらの症状がある場合は早急に手術をしなければ神経がダメージをうけ、手術をしたとしても

元通りには戻らないことがあります。

 

 

保存的治療ではコルセット、リハビリ、神経ブロック注射・温熱療法や電気療法・運動療法などで改善を試みます。

 

手術療法では除圧術では神経を圧迫している骨などを取り除きます。

固定術ではを除圧術の際不安定な背骨支える為に金属棒やボルトで背骨を固定します。

 

 

狭くなってしまった脊柱管が自然に広がることはありません。

神経は一度損傷を受けてしまうと回復しにくい組織です。

症状が悪化、長期化しないうちに手術をすることも大切です。

 

 

脊柱管狭窄症の悪化防止方法6つ

脊柱管狭窄症の悪化を食い止めるには腰への負担のかかる姿勢や動作を減らすことで腰への

ダメージを減らしましょう。

 

 

・自転車に乗る

自転車に乗る体制は適度に腰が曲がり痛みが出にくい姿勢をとります。

適度な運動にもなるので取り入れましょう。

 

 

私も現在は日常的に自転車を使っていますが、以前ジムに通っていた時は毎回エアロバイクに乗っていていました。

そして時間のない時はエアロバイクだけで終わる日もありました。

 

 

今考えるとあの時のジムの通い方だと普段から自転車に乗っていればお金かからないで腰痛ケアと運動ができたなあと思っています。

 

 

・杖・手押し車を使う

歩行と休憩をくりかえす間欠性跛行は安静状態は症状が出ませんが、腰を真っすぐにして歩くと

ひざ下にしびれや痛みが出て長距離歩けず、前かがみになると症状が和らぎます。

杖や手押し車などの補助具を使って転倒の予防や腰への負担を軽くしましょう。

 

 

・重い荷物をなるべく持たない

重い荷物を持ち上げることは腰はもちろん背骨にも負担がかかります。腕の力だけで重い荷物を

持ち上げようとすると腰椎の椎間板に負担が大きくなるので反動をつけず膝の力も使って荷物を

持ち上げるようにしましょう。

 

 

私は重いドリンク類やお米などインターネットで注文していますが、配送業者の方が息を

ゼーゼーしながら重い荷物を届けて頂いてるのを見ると、改めて腰に負担をかけながら

配送して頂いて有難いと思います。

「腰痛持ちの方多いのかなあ」なんて思いながらいつも感謝しています。

 

 

・座り方に気をつける

腰に負担のかかりにくい座り方を日常的に心がけることで脊柱管狭窄症と腰痛の悪化を防止

できる可能性があります。

 

 

背もたれに強くもたれ過ぎたり、腰が沈むようなやわらかすぎる座椅子などは腰が不安定で

負担がかかるので出来るだけ避けた方がよいです。

 

 

腰をそらし過ぎず背骨をまっすぐ伸ばして座りましょう。

 

 

 

私は無意識に反り腰クセが付いていたのですが、整体で指摘されて初めて気づきました。

自分は無意識だったので「私が反り腰?」と聞いた時は違うと否定したい気持ちでしたが、

気にしていると本当に反り腰の姿勢をとっていて、今も気をつけながら生活しています。

 

 

私のように無意識で良くない姿勢をとっている方は多いかもしれませんね。

改めてご自身で自分の座り姿勢を見直してみて下さい。

 

 

・骨を強くする

骨粗しょう症にならないように心がける事が大切です。転倒したり、骨折しないように

普段から骨を強くするカルシウムやビタミンD、ビタミンkなど骨の形成になる栄養摂取を

心掛けましょう。

 

カルシウムの多い食品・・・牛乳・小魚・小松菜・チンゲン菜・大豆製品など

ビタミンD・・・鮭・うなぎ・秋刀魚・カレイ・シイタケ・きくらげなど

ビタミンK・・・納豆・ほうれん草・小松菜・にら・ブロッコリー・キャベツなど

 

 

私は毎日牛乳は摂っていましたが、最近では納豆を毎日取るようにしています。

そして大好きなほうれん草や鮭、秋刀魚が骨を強くする事を知ってめちゃくちゃ嬉しいです!

これからより積極的に摂っていこうと思います。

 

 

 

・整体に行く

 

 

脊柱管狭窄症その他の腰痛の悪化防止に整体に行ってみるのが良いでしょう。

既に手術や注射を打ってもあまり改善が見られない場合や今は腰痛があって腰の病気

になりたくない場合など常に腰痛ケアを心がけておくことも大事です。

 

 

私が無意識の反り腰姿勢の指摘を受けたのも整体に行った時に気づけたことです。

定期的なケアって本当に大事ですね。

 

 

当院はあかり整骨院は腰痛の中でも脊柱管狭窄症に特化した施術をして10年になります。

脊柱狭窄症でお悩みの方是非当院へご相談下さい。

 

https://akarisekkotsuin.net/sejutsubashotootoiawase

 

 

まとめ

 

脊柱管狭窄症とはどんな病気なのか?→脊柱管の圧迫による病気

脊柱管狭窄症の原因と主な症状→脊柱管への悪影響により痛みなどが出るもの

脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアとすべり症の違い→症状の違いを違いを解説しました

脊柱管狭窄症は手術が必要?→症状によっては必要な場合もあります

脊柱管狭窄症の悪化防止方法6つ→6つの方法をご紹介しました

 

普段から運動や姿勢に気をつけて骨の強化に努め、腰に負担のかからない生活を心掛けましょう!