脊柱管狭窄症の車の運転での対処法と8つのストレッチについて

 

車を長い時間運転をしていると、腰や背中の痛みがやってくるでしょう、ひどい方は運転をしている時に腰が痛くなるだけでなく、足のしびれが出る方もいます。
今回の記事では車の運転のことや、対処法を紹介します。

車の運転で腰が痛くなる原因と対処法について

長い時間の運転で腰が痛くなる原因は血行不良です。
立っている際は、両足へと分散されている上半身の重みが、座り姿勢だと腰にかかります。
加えて、運転中は身体が拘束されています。よって長い時間動くことなく体重が腰に集中してしまい、負担が大きくのしかかります。

すると、シートに触れている身体の部分の血流が悪くなってしまい、老廃物がたまり、それが神経を圧迫して腰の痛みが発生します。
また運動不足の方や、腰回りの筋力が衰えている方であるほど、腰の痛みが慢性化する傾向があります。

腰の痛みの3つの対処法について

1.腰にクッションを当てる
運転以外でも座る時は腰が丸まらないようにするのが最適ですが、常に意識するのは難しいです。
運転中はバスタオルなどの硬く丸まったものを腰に当て、腰が本来の反りを持続して丸まらないようにするのが良いです。

2.左右均等に座るように心がける
右足でアクセルブレーキを操作する関係上、左側に体重をかけて座る方が多いです。信号などで停止した際はシートに左右均等に座れているかどうかを確認してみて下さい。
また横滑りを予防するクッションや運転シートなども売られていますので、座席位置の横滑りが気になると言う方は試してみて下さいね。

3.車を降りたら体を動かす
どんなに注意をしていても車の運転では座っている姿勢なので、体を動かしている時と比較しても下半身の血行が悪くなります。
痛みが出ないからと、体の中で何か起こっていないわけではないです。車に限らず長時間座った後は、下半身の血行を改善する意味でも軽い体操を行うと良いでしょう。

車の運転での座り方について

車の運転では座る姿勢が長い時間になるだけではありません、心身が緊張しているため悪い姿勢で体が固まりがちになります。
ドライブでの姿勢を改善する方法を紹介しますね。

・椅子の高さ、前後の位置やリクライニングを調整し、深く座るようにします。
・ハンドルを手で持つ際、両肩と後頭部が背もたれから離れないようにします。
・首や腰にサポートクッションを付けます。
・車を降りる際は正しい立ち姿勢に戻るように意識します。

車の運転の際におすすめな8つのストレッチ

ここからは車の運転の際におすすめな8つのストレッチを紹介します。

1.大殿筋(だいでんきん)のストレッチ

1.車のシートに浅く座り、右足のくるぶしを左足の膝上あたりにのせます。その際、右足と左足が垂直になるようにします。
2.上半身をゆっくりと前に倒し、10~15秒保持します。
3.足の左右を変えて同様に行います。

2.広背筋(こうはいきん)のストレッチ

1.シートに浅く座り、ヘッドレストを持ちつつ、右にゆっくりと体をひねります。痛気持ちいいと感じるところまで止め、10秒保持します。
2.同時に左にゆっくりと体をひねります。そして10秒保持します。

3.首を伸ばす体操

1.左手で右耳の上あたりを持ち、ゆっくりと3秒かけて頭を左へ倒します。
2.ゆっくりと頭を起こすようにします。
3.右手で左耳の上あたりを持ち、ゆっくりと3秒かけて頭を右に倒します。
4.ゆっくりと頭を起こすようにします。
5.交互に3回繰り返すようにします。

4.肩を持ち上げる体操

1.両側の肩が耳に近づくようにして、ゆっくりと持ち上げます。
2.上までいったら、肩をおろします。
3.同じ動作を三回繰り返すようにします。

5.肩を回す体操

1.両手の指先を軽く肩につけます。そして肘を大きく回すようにゆっくりと動かします。
2.左右の肘の先端が横にした8の字を描く形で3周まわします。
3.先ほどと同様の姿勢で、反対方向に回すようにします。
4.反対周りでも同じく、左右の肘の先端が8の字を描くように3周まわします。
5.交互に2回繰り返します。

6.背骨の体操

1.おへそをのぞき込むようにしてゆっくりと丸くなります。この時、腰骨を後ろに倒して、背中が真ん中になるイメージで丸くなります。
2.ゆっくりと元の背筋を伸ばした状態にまで姿勢を戻します。
3.できる範囲で自分の真上の天井をみるように上を向くようにします。
4.ゆっくりと1の姿勢まで戻します。
5.同じ動作を3回繰り返します。

7.前鋸筋(ぜんきょきん)のストレッチ

1.足を肩幅くらいに広げて立ちます、そして左右の手を背中側に組みます。
2.上を向き、あばらを前に出すようなイメージで胸を突き出して10秒保持します。

8.僧帽筋(そうぼうきん)のストレッチ

1.足を肩幅くらいに広げて立ちます、そして左右の手を背中側に組みます。
2.そのまま首を右に傾け、10秒保持します。
3.1の姿勢に戻し、首を左に並べて10秒保持します。

脊柱管狭窄症とは何か?

脊柱管狭窄症は、神経が通っている脊柱管と言われている箇所が狭くなる病気です。
主な症状は腰や足の痛み、しびれ、歩いたり休んだりすることを繰り返す間欠跛行と呼ばれるものもあります。

まとめ

1.車の運転で腰が痛くなる原因と対処法について
2.車の運転での座り方について
3.車の運転の際におすすめな8つのストレッチ
4.脊柱管狭窄症とは何か?
車の運転が元で腰痛になる原因も対処をすることで軽減することもあります。また座り方やストレッチも同様です。
ただし対処をしても改善しない及び悪化した場合は病院に行く事をすすめます。