腰部脊柱管狭窄症には椅子の生活がおススメ!その理由と注意点も紹介

腰部脊柱管狭窄症は腰への負担が積み重なって発症してしまうことが知られています。逆に言うと、普段から腰に負担がかからないようにすることで予防することができるのです。

 

例えば畳に座るよりも椅子に腰かける方が腰への負担が少ないなど、普段の生活から対策できることがたくさんあります。

 

そこで、今回は椅子を使う洋式生活がおススメの理由をご説明いたします。

 

 

腰部脊柱管狭窄症の方に椅子のある生活がおススメな理由

 

日本は昔から畳に直に座り、畳に布団を敷いて寝起きするという生活様式でした。しかし、これらの動作は足腰にとても負担が大きいのです。

 

なぜなら床に座ると腰を直角に保つことが難しく姿勢が崩れることも腰への負担を大きくする原因の1つなのです。

 

床に座って足を前に出すことで腰はどうしても後ろへ傾いた状態になってしまいます。

しかし、椅子に座って足を下に下ろすことで腰を直角に保つことができて腰の歪みを軽減することができるのです。

 

また、立ち姿勢から床に座る・床に座っている姿勢から立ち上がる、これらは動きに高低差があるので腰などに大きな負担がかかりやすいことは何となくお分かりいただけると思います。

 

例えば冬はこたつに入ると、なかなか立ち上がりたくなくなりますよね。

特に腰部脊柱管狭窄症を患っている方は一度床に座ると立ち上がるのが大変なので、ほとんど座りっぱなしで過ごすということも多くなってしまうそうです。

しかしそれではますます腰部脊柱管狭窄症が悪化してしまいます。

 

座りっぱなしも良くはないのですが、つらい体勢で立ち上がることも腰に負担をかけてしまいます。

立ち上がるときにおもわず「よっこいしょっ!」なんて声が出ちゃったりしませんか?

こんな掛け声をださないでもスッと楽に立ち上がれるようになると腰への負担もだいぶ軽減されます。

 

床ではなく、椅子に座ることで座ってから立ち上がるまでの動作が楽になります。

 

これらの理由からも腰部脊柱管狭窄症には床に座る和式生活よりも椅子に腰かける動作を中心とする洋式生活が適していることになります。

 

椅子に座るときの注意点3つ!

椅子の生活を取り入れたとしても、実はそれだけで腰部脊柱管狭窄症が予防できるわけではありません。

椅子に座っても猫背だったり、足を組んでいたりすると骨盤が歪む原因となり腰部脊柱管狭窄症がより重症化する恐れもあります。

 

腰部脊柱管狭窄症が悪化しないためにも座る際に注意しなければいけないことがあります。

それは以下の3点です。

・正しい姿勢で座る

・長時間同じ姿勢で座り続けない

・ストレッチを取り入れる

 

腰部脊柱管狭窄症が悪化しないためには、正しい座り姿勢を取ることがもっとも重要となりますが、こまめに体を動かすことも大切になります。

 

この3点を意識して座るように心がけましょう!

 

椅子の正しい座り方はこちら↓を参考にしてください。

腰部脊柱管狭窄症は椅子の座り方が重要!座り方やポイント3つも紹介 – 船橋二和向台にある脊柱管狭窄症に特化した接骨院・あかり接骨院 (akarisekkotsuin.net)

 

 

椅子を活用したストレッチを3つご紹介

日常生活での食事・休憩・仕事などいろいろな場面で椅子に座ることになりますが、それ以外にもストレッチをする際に椅子を活用することもできます。

 

どんなストレッチがあるかご紹介いたします。

楽に行えるストレッチ

背すじ伸ばし運動

    1. 椅子に深く腰掛け大きく息を吸い込みます
    2. この時息を吸うと肺が大きくなることを意識しましょう
    3. 肺が大きく膨らむことで自然と背中が伸びて猫背が解消されます
    4. 息を吸ったら、ゆっくりと吐きながら前かがみになり楽な姿勢になります
    5. 息を吐ききったら、また息を吸って1~4の動作を10回ほど繰り返します
少しだけ頑張りが必要なストレッチ

片足ももあげ

 

  1. 椅子に座ったら片足ずつあげます
  2. 片足を上げたらそのまま10秒キープします
  3. ゆっくりおろしたら逆の足も上げて10秒キープします
  4. 左右交互に5~10回繰り返します
  5. 朝・昼・晩に行うと効果的です

 

両脚あげ

    1. 椅子に深く腰掛けます
    2. 背中は背もたれにつけたまま両足を上に持ち上げます
    3. そのまま10秒キープします
    4. 10秒たったらゆっくりとおろします
    5. 1~4を5~10回繰り返します
    6. 朝・昼・晩に行うと効果的です

 

これらのストレッチは椅子に座ったまま行うので腰に負担をかけすぎずにできます。

たとえ一度腰部脊柱管狭窄症の症状が出てしまったとしても、ストレッチによって神経の血流が良くなり症状の改善も期待できます。

また、症状の悪化予防や再発予防にもつながります。

 

体操を行う際には専門医の指示に従い無理のない範囲で適切に行いましょう。

まとめ

  • 腰部脊柱管狭窄症の方に椅子の生活がおススメな理由
  • 椅子に座るときの3つの注意点
  • 椅子を活用したストレッチを3つご紹介

今回は腰部脊柱管狭窄症の方に椅子がおススメの理由をご説明してきました。

いかがでしたか?

 

畳の上に座ったり寝起きしたりする日本古来の生活も個人的にはとても好きですが、腰部脊柱管狭窄症の方が快適に生活するためには椅子を使った洋式の生活スタイルがおススメです。

椅子に腰かける際には姿勢や、ストレッチを心がけて腰部脊柱管狭窄症の予防に努めましょう。