「脊柱管狭窄症の手術を受けた後はどんな点に注意すればいいの?」
という疑問を抱く方もいるでしょう、今回の記事では術後にやってはいけないことを紹介します。

脊柱管狭窄症の手術後にやってはいけないこと

 

脊柱管狭窄症の手術後にやってはいけないことがあります。

・力仕事と腰に負担がかかる動作はできるだけ避けて下さい。

・動作も急に動かずにゆっくりと動くことを心がけてください。

脊柱管狭窄症の手術は、骨を削る範囲を開窓術という手術方法を施すことが多いです。しかし固定術でプレート等を入れた場合は、完全に骨がくっつき問題が無い六か月間は手術後のしてはいけないことを守ります。

脊柱管狭窄症の手術後の5つの注意点

1.ウォーキングで無理をしてはいけない

歩行は血流や血行を改善するのには有効です。ですが無理をしながら歩くと体に負担がかかってしまい、逆効果です。

体調が優れない日は運動は中止します。歩いて疲れたなと感じたらそこで終了しても良いでしょう。

その日の体調で運動をするかどうかを判断してください。

2.ヨガのポーズ

腰椎を反らすヨガのポーズは、筋肉の緊張を強くさせ症状を悪化させてしまいます。
ヨガはやり過ぎると腰を痛めることがありますので、専門家の意見を参考に行ってください。

3.寝起き
一度横向きに寝返りをしてから起きます。
寝た状態で起き上がる際、そのまま起き上がると腰に負担がかかるためです。

4.料理
腰に負担がかからないように、キッチンに椅子を持ち込み、座ってできるようにすると良いです。

5.歩行補助具の活用も有効
歩く際に歩行補助具を利用しない方は杖やシルバーカーを使うことを検討してみて下さい。
シルバーカーを押すことで、自然と体が丸くなり、狭くなっている部位への負担を減らすことができます。
シルバーカーに抵抗がある方は、杖を使用するだけでも、負担の軽減になります。

脊柱管狭窄症に効果的な7つの運動法

1.腹式呼吸


体幹のインナーマッスルを鍛える運動です。
主に腹横筋や多裂筋や横隔膜が中心で鍛えられます。
腹筋に力を入れて腹圧が高まることで、脊柱の負担が減り痛みやしびれなどが減少します。仰向けで腰への負担が少ないことが特徴的です。
回数は十回程度です。

2.腹筋運動

仰向けで両脚を曲げ、バランスボールを足をのせ腹筋運動を行います。
足部がバランスボールにより不安定なため、腹筋に自然と力が入ります。そのため効率よく腹筋を鍛えることができます。
回数は十回程度×二セットです。

3.ブリッジ

 

仰向けの状態でお尻上げを行うことで、背筋とお尻の運動を行えます。
腹筋運動と同様に低下した筋肉を鍛え、立つ動作と歩く動作を円滑に行えます。
回数は十回程度×二セットです。

4.ウイリアムズ体操

仰向けにゆったり寝てひざを立てます。両手を頬に当てた姿勢で腹式呼吸をゆっくりと行い、全身の力を抜くのが基本的な姿勢です。
体操は全てこの基本姿勢から入り、ゆっくりと十分に行い、再度基本姿勢に戻ります。

【1.腹筋強化】
基本姿勢から上体を起こします。肩が床から二十五センチぐらいの所で五秒とめ、再度基本姿勢に戻ります。十回ほどやります。
【2.背筋伸展】
仰向けの姿勢で、両手で両膝を別々に抱えます。股を開き、両膝を両脇の下に入れるつもりで抱え込みます。連続して十~二十回ほどやります。
【3.股関節筋群伸展】
太ももの前面にある筋肉を伸ばします。
【4.でん筋強化】
お尻の筋肉を強化する動作ですが、基本姿勢で両手をへその上に置きます。状態はそのままで、お腹とお尻、そして肛門を縮め、骨盤をわずかに浮かし、おへそとあごの方へむけるつもりで回旋します。五~十回ほどやります。
【5.膝関節筋群伸展】
両膝を伸ばして座ります。両手指が足先に達するように体を前屈します。ひざの前の筋肉を伸ばします。
【6.しゃがみ体操】
両足を平行に三十センチほど離します。状態は真っ直ぐにしたままで、ゆっくりとしゃがみ、ゆっくりと立ち上がります。五~十回くらいです。

5.足上げ休憩

 

1.仰向けになり、両足のふくらはぎを椅子の上に乗せます。
その際ひざの角度が九十度程度になるようにします。
2.足首を時々動かしながら三十分維持します。最低三十分間を一日二回二週間行います。

6.両膝抱えストレッチ

1.息を吐きつつ両手で両膝を五~十秒抱えます。
2.足上げ休憩をしながら五分に一回程度行います。

7.背中反らしストレッチ

1.椅子に座り、頭上に腕を伸ばし、手の平を床側にして手を組みます。
※ただし、手の平を天井にした方がやりやすい場合は、痛みが無ければこちらでも構いません。
2.息を吐きつつ、腰を反らして体を後ろに傾けます。その際、へその下(丹田)に力を入れ、十秒間保ちます。
3.1の姿勢に戻り、また伸ばすを三回繰り返します。以上を一セットとして一日二~三セット行います。

 

脊柱管狭窄症と症状について

脊柱管狭窄症は、脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなる病気です。
また発症は四十歳以上の中高年が発症しやすいとされています。

脊柱管狭窄症の症状
・歩行時や起立時に足の痛み
・しびれが生じる
・立ち止まって少し休むとまた歩けるようになる

歩行と休息を繰り返す状態を「間歇性跛行(かんけつせいはこう)と言われており、朝や寒い季節に特に症状が出やすいという特徴があります。
通常では歩くことにより筋力の強化に役立つとして勧められていますが、脊柱管狭窄症の場合は症状を悪化させる可能性があります。
脊柱管狭窄症が進行すると、仰向けになっても足のしびれが発生し、体を横にして背中を丸めないと眠れなくなったり、排尿及び排便障害を起こすことがあります。

どういった場合に手術が必要?
軽症から中等度の患者さんのうちの1/3くらいの方は、自然治癒することが知られています。ただし、全体の1/3くらいの人は経過中に症状が悪化し、手術が必要とされています。

重症の患者さんは、初めから手術がされる場合がほとんどです。

まとめ

1.脊柱管狭窄症の手術後にやってはいけないこと
2.脊柱管狭窄症に効果的な7つの運動法
3.脊柱管狭窄症と症状について

脊柱管狭窄症も術後は注意して生活すれば、再発の可能性は低くなります。
また適度な運動も効果的ですので、自分に出来る範囲で取り入れていくと良いでしょう。