脊柱管狭窄症の改善に役立つ4つの入浴方法と入浴剤を紹介します。

腰痛に悩む方は、腰痛の原因をはっきりさせた上でお風呂へ入浴するかを決めるのが大切です。
今回の記事ではどのような腰痛に対し、入浴が効果を発揮するのか紹介します。

腰痛別の4つの入浴方法について

ここでは腰痛の種類ごとに効果的のある入浴方法を紹介していきます。

1.骨や神経の圧迫による腰痛

骨や神経が元での腰痛に悩んでいる場合は、各症状に合わせた入浴方法を実行するようにしましょう。

坐骨神経痛に由来する腰痛の場合は、入浴によって冷えと血行不良が和らぐことで症状が良くなることがあります。
入浴する際、前かがみになると腰が痛い場合は、湯船の中で使える腰かけを使用して下さい
坐骨神経痛は椎間板ヘルニアや帯状疱疹などが原因でなっていることもあります。

一方椎間板ヘルニアの急性期、つまり痛みが酷い初期の段階は基本的には入浴はやめた方が良いとされています。
しかし、痛みがある程度ひいた場合は医師の診断のもとに入浴を実行しても良いでしょう。

腰痛の治療をしつつ、入浴で腰の痛みへの対応をしていきましょう。

2.ぎっくり腰(急性腰痛症)

ぎっくり腰に該当している急性腰痛は慢性腰痛のように入浴により症状は改善する可能性が低く、症状が悪化する恐れがあります。
腰の炎症を悪化させることを考慮すると、急性腰痛の場合は湯船につかるのはやめましょう。

どうしても体を洗いたいならぬるま湯で手早くシャワーを浴びることを勧めます。入浴で対処することが困難なぎっくり腰は患部を温めるより冷やした方が治りが早いとされています。

ただしぎっくり腰だと思っていても、実際は神経に由来した腰痛だったという事例もあります。まずは医師の診察を受けることが大切です。
入浴も、医師の判断に基づき湯船に浸かるかどうかを判断してください。

3.疲れからくる腰痛

筋肉の疲れたこわばりが元の腰痛に対しては、じっくりとお湯につかることによって、症状が和らぐことが期待できます。

慢性的な腰痛に悩まされている方は入浴方法を見直すことを勧めます。気をつけたいのは湯船に張るお湯の温度です。
最高でも40度までの温度にして、15分から20分程度浸かるようにしましょう、40度よりも高い温度のお湯は交換神経を優位になると全身が緊張してしまい、筋肉の強張りがますます促進してしまう可能性がありますので気を付けてください。

こちらの入浴方法は、体をしっかり温めることが大切です。
そのため入浴した後は湯冷めしないように注意してください。

4.ストレスが元の腰痛

ストレスが始めとなる心理的な要因によって腰痛が起きる可能性があります。
ストレスが腰痛をもたらす詳しい仕組みについてははっきりしていないのが現状です。
しかし、腰痛を引き起こすとされているストレスに対応できれば、腰の痛みを和らげる効果にも期待が持てます。

入浴のリラクゼーション効果は心因性の腰痛対策への効果が期待できます。
この際、体を緊張させないことが大切です。そのためお湯の温度を40度以下に抑えるようにすることが大切です。

入浴前に体をほぐしてから湯船に浸かるとリラクゼーション効果がより高まります。

腰痛に効果のある4つの入浴剤


医薬部外品の入浴剤を使用する場合は、腰痛改善の効果については期待ができます。
入浴で体を温めつつ、入浴剤の保温効果により温かさが続く事で、腰痛改善の支援をしてくれます。

下記から腰痛改善に効果のある入浴剤を紹介します。

1.きき湯炭酸入浴剤 マグネシウム炭酸湯

出典元→Amazon

きき湯炭酸入浴剤 マグネシウム炭酸湯は、気泡になってお湯に溶け込んだ炭酸ガスが皮膚から浸透して毛細血管を広げ血行を促してくれる入浴剤です。
温まった血液が全身を巡るので体の芯から温まり、腰痛をはじめ、肩こりや冷え、疲れなどを緩和してくれます。

またこの入浴剤を使用した方は
「腰痛に効果がある」
「凝りが解れる」
という声があります。

2.ホットタブ 薬用 Hot Tab 重炭酸湯

出典元→Amazon

ぬるめのお湯で使用し、体を芯から温めてくれる炭酸入浴剤です。
37℃~40℃のぬるめのお湯で15分以上ゆったり入る事で腰痛や冷え性、疲労回復を促してくれる入浴剤です。

またこの入浴剤を使用した方は
「血行と体調も良くなった」
「湯冷めせずによく眠れる」
という声があります。

3.薬治湯 温感


出典元→Amazon
粉末タイプの薬用入浴剤です。
生薬センキュ末とアルカリ温泉成分の炭酸水素ナトリウム塩や中性温泉成分の硫酸ナトリウム塩が温浴効果を高めて血行を良くします。
腰痛や肩こり、疲労回復に効く入浴剤です。

またこの入浴剤を使用した方は
「疲れがとれる」
「身体の芯からポカポカと温まる」
という声があります。

4.バブ 和漢ごこち

出典元→Amazon
この入浴剤は、体の芯まで温めてくれる入浴剤で、つらい冷え・腰の重みを緩和してくれます。保湿ベール成分を配合しており、湯上り後も温かさが持続してくれます。

またこの入浴剤を使用した方は
「リラクゼーション効果がある」
「保湿効果がある」
という声があります。

脊柱管狭窄症の症状について


脊柱管狭窄症は腰痛は強くはないです、背筋を伸ばし立ったり歩いたりすると、脊柱管が狭まってしまい、馬尾神経が圧迫されるため、下肢のしびれ、足のもつれなどが生じ、長距離を続けてあるくのが困難です。

しかし、しばらく前かがみになり休むことにより、症状が治まり、また歩けるのが特徴です。
このように歩行と休息を繰り返す状態を「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」とも言われています。
とくに朝や寒い季節には症状が出やすいという特徴があります。

通常ですと、歩くことにより筋力の強化に役立つとも言われていますが、脊柱管狭窄症の場合は症状が悪くなる可能性があります。
脊柱管狭窄症が進行すると、仰向けになっても足のしびれが起きてしまい、体を横にして背中を丸めないと眠れなくなったり、排尿・排便障害を起こすこともあります。

まとめ

1.腰痛別の4つの入浴方法について
2.腰痛に効果のある4つの入浴剤
3.脊柱管狭窄症の症状について

腰痛持ちでも、入浴の仕方によっては、症状の改善をすることもできます。
また腰痛の効果もある入浴剤もありますので、気になるようでしたら試してみるのも良いでしょう。