腰から足にかけてビリビリと痛みやしびれが走るようになって、もしかして、腰椎椎間板ヘルニアか

も…!と頭をよぎるあなた!

この記事では、腰椎椎間板ヘルニアの症状や原因、どんな病態なのか、治療法などについてご紹介していきます。

最後には、腰椎椎間板ヘルニアの自己チェック法もご紹介しています♪

腰椎椎間板ヘルニアの3つの症状

 

腰椎椎間板ヘルニアの症状は次の3つです。

 
  1. 腰からお尻、足のすねが痛んだりしびれたりする。
  2. 痛みやしびれと一緒に足の力が弱まり、足の感覚が鈍くなり、歩くのが難しくなる。
  3. 足が強く痛んだりしびれたりして、尿が出づらくなる。

 

これらの症状が出たときは、整体やマッサージ、あんま、鍼灸などの治療を受けるのは、危険な場合がありますので、まずは病院で調べてもらうことをおすすめします。

また特に、3番目の場合は、神経因性膀胱の疑いがありますので、足の痛みやしびれに伴い尿が出づらくなったときには、すぐに病院へ行くようにしましょう。

腰椎椎間板ヘルニアになる4つの原因

 

年齢的に、20代から40代に多く見られるのが、腰椎椎間板ヘルニアの特徴です。

腰椎椎間板ヘルニアになる原因は、次の4つです。

 
  1. 事務作業などで座ることが多い。
  2. 前かがみになって身体をひねることが多い人。
  3. 重い物を持ち上げたりすることが多い人。
  4. 遺伝によるもの。

 

腰椎椎間板ヘルニアの病態

 

腰椎椎間板ヘルニアとは、骨と骨の間にある椎間板が変性し劣化して、弾力がなくなったりた上に、破れて中身の綿が出てくる病気のことを言います。

腰椎椎間板とは、腰椎と腰椎の間にある椎間板という、いわばクッションのようなもので、髄核が線維輪で包まれるようになっています。

そしてその後ろには脊柱管という神経が入った管があり、1体ずつ左右に分かれてできている神経の基部のことを神経根と言います。

この髄核が飛び出ている状態のことをヘルニアと呼び、神経根が圧迫されることによって、足がしびれたり痛くなったりする原因になります。

ちなみに椎間板の変性は、早ければ20歳ころから進行していきます。プロテオグリカンという、椎間板の気質成分が減少して、中身の綿が増加することで、ヘルニアになりやすくなります。

 

腰椎椎間板ヘルニアになりやすいのは第4腰椎と第5腰椎の間

 

出典:岩井整形外科内科病院 腰痛の機序と疾患|整形外科|岩井グループ

腰椎椎間板ヘルニアは、どこの位置の椎間板が変性しているかによって腰痛の症状がそれぞれ異なります。

腰椎は、5つの椎骨があって、上から第1腰椎、第2腰椎、第3腰椎、第4腰椎、第5椎という風に成り立って、そしてその下に仙椎という仙骨があります。

腰椎と腰椎の間にある椎間板のことを英語で言うLumberの頭文字のLの字を使って、第1腰椎と第2腰椎の間の椎間板を「L1/2、」第2腰椎と第3腰椎の間の椎間板のことを「L2/3」という風に、順番に呼んでいきます。そして第5腰椎と仙骨の間にある椎間板のことは「L5/S」と呼びます。

その中でも第4腰椎と第5腰椎の間、つまり、「L4/5」のヘルニアが圧倒的に多いです。重力の法則で下にある骨ほど重力がかかるので腰痛が激しくなりやすいのです。

そして、腰を曲げるときに第4腰椎と第5腰椎の間を使うので、より圧力がかかって痛みやしびれが生じます。

また、次に多いのが、第5腰椎と仙骨の間、つまり、「L5/S」のヘルニアで、第1仙骨神経の支配範囲内であるお尻の真ん中から足の小指が痛んだりしびれたりします。

そして、アキレス腱反射が減弱して、つま先で歩くことができなくなるのも特徴です。

さらに、尿が出づらくなったり、足の親指や足首を上に上げるのが難しくなることもあります。

ヘルニアの保存的な治療法

 

腰椎椎間板ヘルニアの保存的な治療法は次の5つです。

 
  1. 薬物治療
  2. 安静治療
  3. 牽引治療
  4. 注射
  5. ブロック療法

 

非ステロイド性鎮痛剤などを使って痛みを抑え、それに加えてコルセットを装具するのが基本的な治療法ですが、牽引治療などを行うこともあります。

そして、どうしても痛みが強い場合は、注射やブロック療法を行います。

これらの治療法で症状が改善することが多いのですが、それでも痛みが続いてあり、尿が出づらいとい排尿障害がある場合は、手術をすることもあります。

腰椎椎間板ヘルニアで多くなった内視鏡での手術

 

腰椎椎間板ヘルニアの手術で、内視鏡手術が多く行われるようになりました。

内視鏡手術をする時に、以前は、テレビモニターに映された映像を見ながらで、立体観察ができないという大きな欠点があったのですが、それを補うべくして顕微鏡下手術という筒型開創器を利用した手術が取り入れられて行われるようになりました。

この手術法が行われるようになって、患部の痛みが軽減され、入院期間が以前よりも短くて、早く退院することができるようになりました。

【おまけ】椎間板ヘルニアの自己チェック法

もしかして、腰椎椎間板ヘルニアかも!と思ったあなた!病院に行く前にちょっと簡単にできる自己チェック法を行ってみましょう。

1.寝ている状態で、検査者が足を持ち上げましょう

2.足の後ろに電気が走るような痛みが出れば、陽性とし、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛を考えます。

この検査の注意点

上げる足の角度は70度以下です。

左右行える検査は、先に問題のない足から行った後に、問題のある足を検査しましょう。

検査は患部に負担をかけるものが多いので、乱暴な検査はしないように注意しましょう。

まとめ

ここまで次のこと7つのことをお話してきました。

 
  1. 腰椎椎間板ヘルニアの3つの症状
  2. 腰椎椎間板ヘルニアになる4つの原因
  3. 腰椎椎間板ヘルニアの病態
  4. 腰椎椎間板ヘルニアになりやすいのは第4腰椎と第5腰椎の間
  5. 腰椎椎間板ヘルニアの治療法
  6. 腰椎椎間板ヘルニアで多くなった内視鏡での手術
  7. 【おまけ】椎間板ヘルニアの自己チェック法

 

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板が飛び出して神経を圧迫して発生することがわかりましたね。

腰椎椎間板ヘルニアのツライ症状にならないためにも、日ごろから、事務作業の方は、時々椅子から立ち上がって体操をしたりリラックスするとか、肉体労働が日常の方は、重い物を持ち上げたりするときには、腰に負担が少しでもかからないように注意しましょう。

また、セルフチェックをしてみて、腰椎椎間板ヘルニアではと思われた方は、お早めに病院にかかるのをおすすめします。