脊柱管狭窄症で排尿障害が起こる!手術が必要な7つのチェックポイント

 

 

年齢を重ねると、体の色々なところに変化が出てきますよね。特に腰に負担を感じている方も多いのではないでしょうか?

日頃腰が重い・痛いと思っていたら、なんだか排尿も上手くいかないと感じている方もいらっしゃると思います。実は腰痛が原因で、腰部脊柱管狭窄症が重症化すると排尿障害を起こすこともあるのです。

さらには、排尿障害が出た場合、なんと手術が必要なケースもあります。手術しないといけないとなるとなんだか怖いですよね。私は手術という言葉を聞いただけでもなんだか重大な感じがしてソワソワしてしまいます。

ここでは、腰部脊柱管狭窄症によって排尿障害が起こる原因や手術を考慮するべきタイミングをご紹介します。

 

 

どうして腰部脊柱管狭窄症で排尿障害になるの?

腰部脊柱管狭窄症の代表的な症状は間欠性跛行です。この症状は長い時間歩くと足に痛みが出てきてしまい、休憩をしないと再度歩けないというものです。

腰部柱管狭窄症は加齢、労働や背骨の病気などの影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。実はこの圧迫される神経に、排尿に関する神経も含まれているのです。そう言われれば、腰と膀胱は近いので納得といえば納得ですよね。しかし、近いとはいえ排尿にも支障をきたすレベルとなると大きな問題なのです。

  

こんな症状には要注意!!排尿障害チェック項目7

実際に腰部脊柱管狭窄症によって起こる排尿障害の詳しい症状をご紹介します。当てはまる項目がある方は要注意です。

  1. 残尿感がよくある
  2. 1日に数回尿が漏れている
  3. 排尿後も強い尿意を感じる
  4. 夜何度もトイレに起きる
  5. 以前より尿の勢いが弱くなった
  6. 尿がなかなかでない
  7. 歩行時に失禁してしまう

 

間欠性跛行の症状が見られる方で、上記いずれかに当てはまる場合は早めに医師に相談しましょう。実は、腰部脊柱管狭窄症を患っている方で、排尿障害がみられる方は手術しないといけない場合もあるのです。

手術が必要ということは重症度が高いということです。知らずに過ごしていくうちに歩行困難などになることもありえますので、早めに受診しましょう。

とはいえ以前私は膀胱炎を患っており、とても近い症状でしたので、絶対に手術しないといけない等とは考えず、医師に診てもらいしっかり相談してくださいね。

 

また、排尿障害とともに排便に関しても違和感を感じる方もいらっしゃって、便意は強くあるのに便秘が続くということもあるようです。

実はこれも危険なサインです。腰部脊柱管狭窄症が原因で、膀胱直腸障害(膀胱や直腸を支配する神経が障害され、排尿困難や排便困難、便秘、失禁、尿閉、尿路感染などが起こること)になることもあるのです。この場合も手術が必要になってきます。ただし、排尿に異常はなく、排便にのみ違和感を感じる場合は消化器系の検査を詳しくしたほうがいい場合が多々あります。

 

便秘の経験がある方は多いと思いますが、便秘だけでも十分辛いですよね。腰部脊柱管狭窄症の重症化などとは関係なく、消化器系の病院に行くと思った以上に体質から改善するので個人的にとてもオススメです。

 

歩行困難の場合も手術を考慮すべきタイミング!!当てはまる方は要注意

排尿障害や排泄障害がでてしまっている場合は手術を考慮して、医師と相談をしたほうが良いのですが、それ以外にもこのような場合は手術を検討して医師と相談しましょう。

  • 保存療法(リハビリや整体、薬物療法、神経ブロック注射等)を行っても15分以上の歩行ができない
  • 筋力の低下により、かかと歩きやつま先歩きができない
  • 痛みやしびれで100メートル歩くことができない
  • 痛みが出たあとしばらく安静にしても痛みが消えず、再び歩くことができない

などです。

基本的に歩行に大きな支障をきたしてしまっており、症状の改善が見込めない場合は手術が検討されるようです。手術や治療方針に関しては、しっかりと医師と相談して決めることが必須です。

 

もちろん、腰部脊柱管狭窄症の何割かの患者さんは、症状が自然に消えたり、保存療法を続けるうちに症状が軽くなった方や改善した方もいます。そのため、腰部脊柱管狭窄症としてもすぐに手術というわけでなく、一定期間保存療法にて様子をも見ることも大切です。

 

まとめ

 

  • 腰部脊柱管狭窄症は重症化すると手術が必要
  • 腰部脊柱管狭窄症で排尿障害が起こる
  • 排尿障害、排泄障害、歩行困難などの症状が出た場合は手術も考慮して医師と相談する

 

とはいえ、手術は絶対ではありません。排尿・排泄障害が起きている、歩行困難などがある場合に手術が検討されますが、腰部脊柱管狭窄症は保存療法が一般的です。保存療法を行っても、生活に支障が出てしまう・体が思うように動かない等の不安が残る場合には今後の事を考えて手術を検討して医師に相談してみましょう。知らずにやり過ごしてしまうのが1番怖いので頭の片隅に入れておいてもらえるといいかなと思います。

 

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