腰椎椎間板ヘルニアの方が気を付けたい日常生活での姿勢と動作を紹介

「腰椎椎間板ヘルニアは日常生活をする上で気を付けることは何?」
そんな風に疑問を抱く方もいるでしょう。
今回の記事では腰椎椎間板ヘルニアの方が気を付ける日常生活について紹介します。

腰椎椎間板ヘルニアは日常での姿勢を直すべき! 気を付けたい動作予防のコツとは

日常生活においても座ることは欠かせません、そのため悪い姿勢で座り続けていることにより、腰椎椎間板ヘルニアや腰痛になる可能性が高いです。
座る時間を減らすことは中々難しいので、良い姿勢で座る事が腰椎椎間板ヘルニアや腰痛を防ぐことにも繋がります。

腰痛のためにも直したい3つの姿勢

1.猫背姿勢
背中を丸めて座る姿勢です。パソコンやスマホを使用する時、頭を画面に近づけると自然に猫背姿勢になりがちです。
またデスクワークなど仕事に集中して前のめりになることで、猫背姿勢が続くこともあります。

猫背姿勢の悪影響は腰だけではありません。
この姿勢は耳と肩のラインを比べると、頭が前に出てしまいます。そのため首や肩の筋肉で頭を後ろから引っ張る形で支えています。よって肩こりや頭痛などを引き起こす可能性があります。首の湾曲がなくなってしまうストレートネックの原因とも言われているのです。

猫背姿勢を防ぐための一歩としては、デスクトップのモニター位置を目線の高さまで上げることです。
モニターの下に台を置くなど工夫をすることにより、猫背姿勢の改善がしやすくなります。また椅子に座ってスマホを見る際も、目線の高さまでスマホを上げるようにしましょう。

背もたれの無い椅子で長時間座ることも猫背姿勢になりがちですのでおすすめはしません。
またあぐらをかいで座ると猫背になりやすいので要注意です。

2.足を組む
足を組むことにより、骨盤に均等に力がかからず、背骨も左右に曲がります。
背中や腰にも負担がかかってしまうので、問題のある姿勢です。

何故足を組みたくなるのか、実は足を組む前に、体の重心を左右どちらかに預けている事例が多いです。
こうなってしまうと骨盤の片方だけが上がってしまい、それに伴い足が上がります。その不安定さを解消しようと足を組んでしまう方もいます。

足を組むのにも様々な理由がありますが、まずは左右均等に体重を乗せるようにすることを意識しましょう。
また、椅子が低いことで足を組んでしまう方は、椅子の高さを変えるようにしましょう。

3.ずっこけ座り
お尻が背もたれより前に出て、背もたれに寄りかかる形で、重心が背中に置かれている座り方です。
背中から腰にかけては丸くなっています。

特にリラックスをしている時は、最初はちゃんと背筋を伸ばして座ってはいても、いつの間にかずっこけ座りになる方もいるでしょう。
お尻が前にすべってしまうことにより、首だけを起こし、体が寝たような状態になる事例もあります。

この座り方は、背骨の腰の部分に当たる腰椎のカーブを変化させるかもしれません、そのため腰椎椎間板ヘルニアの原因になる恐れもあります。

また腰椎椎間板ヘルニアは、神経圧迫を起こすほどの重症になるまで自覚症状が無い事例もありますので、ずっこけ座りが習慣になっている方は気を付けて下さいね。

腰痛を防ぐ座り方について

椅子に深く腰をかけ、背筋をまっすぐに伸ばします。
猫背にならないように気を付けます。腰と太もも、太ももと膝はほぼ直角を保つようにします。
ここで気を付けて欲しいのですが、椅子の高さは高すぎても低すぎても腰に良くないです。足の裏全体が床につくように椅子の高さを変えてください。

畳などに座る際は横座りをする方が多いですが、出来るかぎり左右を交代させるようにして下さいね。

ふたこ

座り姿勢はとても大切ですね

腰痛のきっかけになりやすい作業と予防のコツについて

重い物を持ち上げることについて
日常生活でも重い物を持ち上げたり、運んだりする作業は、腰痛に気を付けたいです。
腰を曲げずに重い荷物を持ち上げようとすると、腰に負担がかかってしまい「ぎっくり腰」になる可能性もあります。

腰痛を予防する荷物の持ち方
荷物を両手で持つ際は、左右の重さが均等になるよう心がけましょう。
重い買い物袋やバックなどを片手で持つ場合は、ときどき左右を持ち替えるようにしましょう。
あまり重たい物を持たない方が良いのですが、どうしても持ち上げる必要がある場合は、必ず腰を下におろして膝をついて荷物に体を近づけてから全身の力を使い、ゆっくりと真上に持ち上げるようにして下さい。

立ち作業について
家事などで長い時間たったままの姿勢が続くと、重たい上半身を下半身で支えることになるため、腰に負担がかかってしまいます。
作業台を調整する、片脚を低い台に乗せて作業をすることで腰椎への負担が軽くなります。

また洗濯物を干すなどの、手を伸ばして行う作業は物干しざおを肩より下に置くように位置を下げ、体を反らさずに作業が出来るようになります。

腰痛予防にもなる立ち方

あごを引き、お腹の力を引き締めつつ、背筋を伸ばして立ちます。
この時、肩の力は抜き、左右の高さを揃えるようにします。
重心は親指の付け根に置くことにより、バランスがとりやすくなります。
気を付けて欲しいのが、前かがみや反らしすぎの姿勢は、背中や腰に負担がかかるのでやってはいけないことです。

そもそも椎間板ヘルニアとは何か

腰痛

椎間板ヘルニアは、椎間板の一部が変形して外に飛び出してしまい、神経に当たり、腰や手足の痛みしびれなどの症状を引き起こす病気です。
腰椎椎間板ヘルニアは腰の骨である腰椎で起こっている状態を示します。

腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛の原因の中でも最も症状が重いと言われている病気とも言われています。
放置しておくと神経麻痺などの重篤な障害をもたらすこともあります。
重い物を持ち上げた時や、何かの拍子に立っていられないほどの腰痛を感じたら腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
そういう時は速やかに病院に受診することを勧めます。

まとめ


1.腰椎椎間板ヘルニアは日常での姿勢を直すべき! 気を付けたい動作予防のコツとは

2.そもそも椎間板ヘルニアとは何か

 

腰椎椎間板ヘルニアは日常生活で些細な事に注意するだけで防ぐことができるのです。
座り方は私もパソコンやスマホを使うことが多いので気を付けたいですね。

できる範囲で予防していくことが大切です。