この記事を読まれている方には、腰椎椎間板ヘルニアで悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
腰椎椎間板ヘルニアの症状にも軽度のものもあれば、重症と言われ手術が必要とされる場合もあるかもしれません。
しかし、しつこい腰椎椎間板ヘルニアの症状も、むくみを取るだけで大幅に改善されるという説があるのはご存じですか?
この記事を読めば、むくみと腰椎椎間板ヘルニアとの関係がわかり、しつこい痛みやしびれから解消されますよ!
まずは、腰椎椎間板ヘルニアについて、どんな症状なのか、どんなことが原因なのかについて触れていきたいと思います。
腰椎椎間板ヘルニアとは
私たちヒトの姿勢や動作を支えているのが、腰椎という背骨の腰の部分です。5つの椎骨があるのですが、椎骨と椎骨の間に挟まれていてクッションの役目をしているのが椎間板と言います。
その椎間板にひびが入り、椎間板の中の髄核が腰や背中側に飛び出すことで、神経を圧迫して痛みやしびれの症状が出るのが、椎間板ヘルニアと言います。
10代から40代の世代の、女性よりも男性に多い症状です。
腰椎椎間板ヘルニアの主な症状と原因
腰椎椎間板ヘルニアの症状ってなんですか?
腰椎椎間板ヘルニアの主な症状は、次の3つのようなことです。
- 腰やおしりから足がしびれて歩いたり立ち上がったりするのが困難
- 起床時に腰や足がしびれて、動くのが困難
- 腰の痛みが激しい
また、足が重たくなったりむくんだり、ふくらはぎにけいれんが起こる場合もあります。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
腰椎椎間板ヘルニアの原因って何ですか?
腰椎椎間板ヘルニアの原因については、次のようになっています。
- 重いものを持つ
- 長時間の車の運転
- 中腰での作業
これらに共通するのは、腰に負担をかけているという点です。また、腰椎椎間板ヘルニアの他の原因としては、遺伝だったり、喫煙が多いことも挙げられます。
腰椎椎間板ヘルニアの症状が現れるのはどんな場合?
どのような場合に腰椎椎間板ヘルニアの症状が現れるんですか?
それは次の3つのことがあげられます。
- 仕事上での満足度がひくい
- 神経への圧迫が強い
- 不安・ストレス ・うつ
これらには、精神的に疲れている時という共通点がありますので、ゆっくり休養するなど、精神的負担を減らすために工夫が必要です。
腰椎椎間板ヘルニアは自然になくなることも多い
腰椎椎間板ヘルニアになっても発症してから6か月前後で、たとえ治療を受けなくても、自然に腰や足の痛みの症状が引いていくことが多いです。
腰椎椎間板ヘルニアの症状が消えやすいのは、椎間板と神経の間の後縦靭帯を突き破ることで、免疫細胞が反応して飛び出した髄核を食べることによって、腰椎椎間板ヘルニアが消えるという場合です。
しかし、そうでない場合は、免疫細胞が反応が少ないので、腰椎椎間板ヘルニアの症状が自然に消失することは少ないです。
そして、腰椎椎間板ヘルニアの症状が現れてから6か月ほど経過しても痛みやしびれ、座ったり歩いたりするのが困難な場合は、手術治療が必要です。
椎間板ヘルニアのこちらの記事もぜひ読んでみて下さい。
腰椎椎間板間板ヘルニアの痛みはいつ改善?3ヶ月が一つのキーポイント – 船橋二和向台にある脊柱管狭窄症に特化した接骨院・あかり接骨院 (akarisekkotsuin.net)
腰椎椎間板ヘルニアは足のむくみとると改善される
ここからは、足のむくみを取ると腰椎椎間板ヘルニアの症状が改善されるのかという話に入ります。
腰椎椎間板ヘルニアと足のむくみって関係あるんですか?
腰椎椎間板ヘルニアの痛みの原因は、上で挙げた原因だけでなく、痛い部分の炎症によるむくみも一つの大きな原因にもなるんです。
腰椎椎間板ヘルニアの痛みやしびれの症状には、安静が第一原則なのですが、幹部のむくみを解消するだけで症状は大きく改善されます。
足のむくみの原因
ヒトの体の中では、血管の内外で水分の移動が行われます。身体のなかの毛細血管を通って細胞へ酸素や栄養が運ばれて行き、リンパで老廃物が吸収されてい置くのですが、何らかの原因で水分の移動が滞って血管の外の皮下組織に水分がたまってしまうことが「むくみ」の原因です。
ふくらはぎがむくむと、腰の働きに影響し、腰痛の原因になることもあります。腰を支える筋肉の硬さに左右差が出ると、骨盤の高さや股関節の位置の左右差が発生して、腰を支える機能のバランスが悪くなります。そして、ふくらはぎの筋肉に負担がかかります。
足のむくみをとるには
あしのむくみを取るにはどうしたらいいのですか?
足のむくみをとるには、腰のケアや足の血行を良くするストレッチが有効です。
そして、むくみを取り去ることによって、辛い腰椎椎間板ヘルニアの症状が大幅に改善することも期待できます。
そこで、足のむくみを取るリンパマッサージをご紹介します。
① 足の指先をつかんで、親指から1本1本前後・左右・揺らしたり回して動かします。
② ①を各指3往復行います。
③ 両手の親指を使って、足の甲の骨と骨の間を末端から上のほうまで伸ばすようにマッサージします。
④ ③を3往復行います。
⑤ あぐらをかいて、足の裏を末端から上のほうに流すようにマッサージします。
⑤を3往復行います。
⑥ 両手で足首の上のほうをつかんで、ギュッギュとしぼるようにし、1箇所4回から5回行います。
⑦ 少し上に移動して、しぼるようにします。
⑧ ⑦をふくらはぎのほうのすこしずつ上のほうまで行います。
⑨ ちょうど膝の下までしたらOKです。
⑩ ⑥~⑩を5往復行います。
⑪ 両指をハートになるように指先を付けます。
⑫ ⑪の状態でそのまま足のアキレス腱に当てて、すっと上のほうに流してあげるようにします。
⑬ ⑫を20回ほど行います。ふくらはぎの内側や外側も同じようにマッサージしましょう。
※力を入れすぎず、軽く流す感じで行いましょう。
他にも椎間板ヘルニアは、ふくらはぎが原因!?もあわせて読んでみて下さい。
腰椎椎間板ヘルニアが原因でふくらはぎが痛む座骨神経痛の症状について - 船橋二和向台にある脊柱管狭窄症に特化した接骨院・あかり接骨院 (akarisekkotsuin.net)
まとめ
ここまで、次の9つようなことをご紹介してきました。
- 腰椎椎間板ヘルニアとは
- 腰椎椎間板ヘルニアの主な症状と原因
- どのような場合に腰椎椎間板ヘルニアの症状が現れるの?
- ヘルニアは自然になくなることも多い
- 神経への圧迫が強い
- 不安・ストレス ・うつ
- 仕事上での満足度がひくい
- 腰椎椎間板ヘルニアは足のむくみとると改善される
- 足のむくみをとるには
腰椎椎間板ヘルニアとはどんなものなのか、そして、腰椎椎間板ヘルニアの改善には、足のむくみをとることが大きくかかわるということについてお話してきました。
ご紹介したストレッチ法を、できれば動画を見ながら実践してみてください。
辛い腰椎椎間板ヘルニアの痛みが大幅に改善されるかもしれませんよ。