腰部脊柱管狭窄症の人は反り腰の姿勢をとっているときにしびれや痛みが強くなります。
これは反り腰によって脊柱管が狭くなり神経が圧迫されることが原因で起こる症状です。
また、腰部脊柱管狭窄症の方は背骨と骨盤のバランスが崩れ、腰周りの筋肉が凝り固まっている方がとても多いのです。
そこで骨盤矯正が大切になってきます!
骨盤矯正をすることで反り腰が解消されて腰が正しい位置に戻ります。
その他にも背骨・骨盤のバランスが整い、腰回りの筋肉や神経の血流が促進されそれぞれの機能回復が期待されます。
じゃぁ骨盤矯正のためにも骨盤矯正グッズを活用しなきゃ!!
と、巷で話題になっている骨盤矯正グッズに飛びつくのはちょっと待ってください。
腰部脊柱管狭窄症の原因をしっかり理解してどのようなケアが必要なのか理解してからでも遅くはありません。
そこで今回は腰部脊柱管狭窄症に必要なケアと、あると便利な道具についてご説明いたします。
腰部脊柱管狭窄症でも骨盤矯正グッズが必要ないのはなぜ?
骨盤矯正グッズとしてすぐに思い浮かぶものといえば骨盤矯正コルセットや骨盤矯正クッションなどがあると思います。
今回は代表的な骨盤矯正コルセットと骨盤矯正クッションについてなぜ必要ないのかを詳しく見ていきましょう。
骨盤矯正コルセット
腰痛でつらいとき腰にコルセットを巻くとしっかりサポートされていて安心感があり、痛みも和らぐので良いことずくめな気がするかと思います。
しかしこれは一時的なものです。
一時的に腹圧を高めて腰を支える効果はありますが、腰部脊柱管狭窄症の原因である反り腰を治す効果はコルセットにはないので、根本的な骨盤矯正にはなっていないのです。
また、骨盤矯正コルセットを使うことでご自身の腰回りの筋肉を使わなくなってしまいます。コルセットを使い続けることで筋力の低下を招く恐れがあり、逆効果になってしまうこともあるのです。
痛みが強い場合はコルセットが必要な場合もありますが頼りすぎないように気を付けましょう!
脊柱管狭窄症にコルセットが必要ない理由についてはこちら↓の動画も参考にしてください。
骨盤矯正クッション
骨盤矯正クッションには様々な種類があります。
形だけでなく保温性やマッサージ機能などクッション毎にそれぞれ多くの特性があります。
しかし、そのクッションに座ったからと言って骨盤が勝手に矯正されていくわけではないですし、腰部脊柱管狭窄症が治っていくわけでもないです。
大切なのは座るときの姿勢で腰に負担をかけないように気を付けて、腰部脊柱管狭窄症の悪化を防ぐことです。
そのためにもご自分の体にぴったりあったものを使うようにしましょう。
市販の骨盤矯正クッションでぴったりなものを見つけることができたらいいのですが、骨盤矯正専用のクッションでなくても、家にある普通のクッション・座布団・布団・バスタオルなどでまずは試してみてください。
市販の骨盤矯正クッションよりもご自分の体にぴったり合うものがあるかもしれませんね!
腰部脊柱管狭窄症の方のクッションの選び方はこちら↓を参考にしてください。
腰部脊柱管狭窄症にはクッション!使用シーン3選と選ぶポイント3点 – 船橋二和向台にある脊柱管狭窄症に特化した接骨院・あかり接骨院 (akarisekkotsuin.net)
脱・腰部脊柱管狭窄症のために今すぐ出来るケア4選
では、腰部脊柱管狭窄症を悪化させないため重要なことはなんでしょうか。
それは、腰にかかる負担を軽減することです。
腰への負担の最大の原因は血流の悪さや反り腰ですが、骨盤矯正グッズを使わずにこれらを解消するために出来ることは何でしょうか。
ご自宅で特別な道具を使わなくても簡単にできるケアをご紹介します。
①患部を温める
腰部脊柱管狭窄症に冷えは禁物です。ウエストよりやや下辺りを温めることで腰回りの血流がよくなり腰部脊柱管狭窄症の症状が和らぎます。
お布団や毛布で温めることもできますが、おススメは使い捨てカイロです。
手軽に確実に患部を温めることができますよね。
患部を温めることで症状も和らぎ、リラックス効果もあり一石二鳥です!
カイロの正しい使いかたはこちら↓を参考にしてください。
腰部脊柱管狭窄症の改善にはこれだけでOK!使い捨てカイロ活用術 – 船橋二和向台にある脊柱管狭窄症に特化した接骨院・あかり接骨院 (akarisekkotsuin.net)
②就寝時に足を高くあげる
腰部脊柱管狭窄症の一番やってはいけない姿勢が反り腰です。腰が反っている状態だと寝返りも痛くて難しくなります。
そんな時は寝るときに膝の下に大きなクッションや折りたたんだ布団などを置いて足を高く上げます。
そうすることによって腰も適度に丸まり反り腰から解消されます。
反り腰から解消されると神経の圧迫も和らぐの腰部脊柱管狭窄症が重症化することを予防する効果もあります。
③反り腰解消のための体操
この体操には特殊な道具は特に必要ありません。自分の呼吸を使って腹筋を鍛えて反り腰を解消していきます。
体操といっても難しい動きをするわけではありません。寝たまま簡単に行えます。
体操を寝る前の習慣にすることで反り腰になることを予防していきましょう!
④杖やシルバーカーの活用
歩くときにカートや杖を使うことで自然と前かがみの姿勢になり、狭くなった脊柱管の負担を減らすことが期待されます。
また、転倒防止にもなります。
適度な運動は筋力を保つためにも必要です。「痛くて歩けない」と言って家に籠ってしまわずに積極的に歩行補助具を使って無理なく歩くようにしましょう。
まとめ
- 腰部脊柱管狭窄症でも骨盤矯正グッズが必要ないのはなぜ?
- 脱・腰部脊柱管狭窄症のために今すぐ出来るケア4選
ここまでお伝えして来たように、腰部脊柱管狭窄症を悪化させないため・骨盤矯正をするために、特別な高い骨盤矯正グッズを新しく買う必要はないのです。
まずはご自宅にあるものを活用して腰部脊柱管狭窄症を悪化させないように上手に付き合っていきましょう。