今回は、1人で手首に包帯を巻く方法をご紹介します。
手首の怪我には、骨折や捻挫の他に、腱鞘炎が代表的ですね。
腱鞘炎の方は、女性の方が多かったです。特に、産後のママさんの腱鞘炎はとても多かったですね。
ママさんが腱鞘炎になってしまうと、生活の全てがストップしてしまうという大変な事態になりますよね。というのは、実際、私スタッフ石川も経験してます。
その経験も踏まえて、お伝えしたいと思います。
手首の包帯を巻く方法
動画でご覧になる場合は↓をご覧ください。
【画像で解説】
1 幅5センチくらいの包帯を用意します
動画では、綿の包帯を使用していますが、伸縮性の包帯でも大丈夫です。
2 手首から巻き始めます
その際、内巻きに巻きましょう。手首の正しい位置をキープするためです。
手首を巻く際、1人だとスルスルーと解けやすいので、それを防ぐために自分の体に引き寄せて包帯が動かないように体で支えましょう。
3 手首を一周します
手首を一周しましょう。
4 手の平側から小指の方へ巻き上げます。
手首を一周したら、手の平側から小指の下にあるシワを目指して包帯を走らせます。
【注意点】
この時、小指の下のシワ、手相の線で言うと感情線と言われるシワです。このシワの上を通らないように注意しましょう。
このシワの上を通ってしまうと、指の動きが制限されてしまいます。指の動きが制限されると、日常生活で動きがより制限されて不自由になりますし、指を動かす筋力まで弱ってしまいます。
5 拳にも包帯が被らないように巻きます
拳に包帯が被ると、指の動きが制限されますので、注意しましょう。
6 人差し指の下を視点に人差し指と親指の間に包帯を通します
こんな感じでシワを寄せます。
シワの寄せ方は、人差し指の下を視点にしながら包帯を捻ると上手にできますよ。
包帯を狭める理由は、包帯の幅が広いことで親指に包帯が被ってしまうからです。親指に包帯が被ったことで無理やり包帯をずらすこともできますが、それをしてしまうと無理な締め付けがかかってしまう可能性があります。すると、親指の動きが制限されたり、血流が悪くなってしまい、手の拘縮が起きてしまう原因になります。
※動画で詳しく解説していますので、動画でもご確認ください。
7 小指の方へ回して手の甲へ行きます
この時も、小指の下にあるシワに包帯が被らないように注意しましょう。
8 手首の中心に✖️を作るように巻きます
手首の中心くらいのところで✖️を作るように巻いて一周目が完成です。
9 2周目巻きます。
2周目を巻く前に、手首で一周します。これをしないと包帯が窮屈になるので、一旦包帯を整えるイメージです。
10 先ほどと同じく、小指のシワの下を通します
その際、先ほど巻いた包帯の位置から1、2㎜下にずらした位置に巻きます。重ねると包帯が窮屈になり、手が圧迫され血流循環が悪くなるし、手の動きも制限されるからです。
11 同じく人差し指の下を視点にシワを寄せながら手の平を通ります
この時も、先ほど巻いた包帯の位置から1、2㎜ずらして巻きましょう。
12 手の甲に走らせて手首に戻りましょう
13 3周目も同じ要領で巻きます
3周したら十分ですが、包帯が余るようでしたら、お化粧の包帯と言って、汚く見える部分などを隠すように巻いてあげると見た目が綺麗になります。
14 包帯を巻き切ったら完成です
横から見ると、綺麗に✖️が並んだ状態が見られます。
ぜひやってみてください。
今回は一人でも包帯が上手く負ける方法をお伝えいたします。冒頭でもお伝えしましたように、私スタッフ石川は産後の腱鞘炎を経験してます。
突然痛みが出たのと、痛みが出たことで不安に襲われ、育児どころじゃなくなりましたね。
でも子供のオムツは汚れるし、お腹が空いて泣くし、お風呂に入れないといけないし、といった止めどなくやることが増えてきます。痛みがある中それをこなそうとしますけど、痛みを我慢できるレベルじゃないんですよね。
そんな時は、冷やすのが一番です。痛みが出たら冷やしましょう。冷やすことで一時痛みが緩和します。
でも時間と共に痛みが出てきます。なので、私は近所の接骨院に駆け込みましたが、もし痛みが出たら早めに接骨院や病院へ行きましょう。私としては接骨院の方が手厚い処置をしてくれるので、接骨院がおすすめだったりします。
私が行った接骨院でも、すぐに腱鞘炎の処置をしてくださいました。まずは手首を冷やし、その後、テーピングで固定をしました。その後、厚紙固定と言って、段ボールのような厚紙で手首を固定するのですが、手首を極力動かさないように固定してもらいました。その後、包帯をしてがっちり固定をしていただきました。
そうしていきなり固定して過ごすという日常がやってきましたが、不自由ですよね。
しかも赤ちゃんを見るので、できるだけ手を清潔にしたく、包帯は毎日取り替えました。その時に必要だったのが、自分で包帯を巻くことだったんです。
私自身も柔道整復師の資格があります。包帯は自分の手で練習するのが習慣だったので、包帯を1人で巻くことに関しては大丈夫でした。
産後のママさんの腱鞘炎は多いということで、学校の教科書にも出ているのですが、本当に経験できました。
ちなみに、妊娠、産後のママさんに多く分泌されている『リラキシン』というホルモンが影響しています。このホルモンは、出産をスムーズにする効果もありますが、関節が柔らかいことで、必要以上に関節の可動範囲が広がるので、その周りの靭帯とか筋肉に負担をかけてしまうのです。
このことで、産後のママさんは腱鞘炎になりやすいわけです。
固定をすることで、関節の動きを制限することで関節の負担を減らし、治りを促進してくれるので、固定は大事ですよ。
患者さんにも本当に腱鞘炎の方が多いので、今回の動画を撮りました。
包帯の固定期間
包帯で固定する期間は、1週間しましょう。私自身この固定を2、3日ほどすると、痛みが段々と引いてきました。
腱鞘炎は、手首の腱に炎症を起こしている状態です。炎症は、24時間から72時間をピークにどんどん治ってきます。
炎症期間をうまく乗り越えることで、治りも予後も早く良くなります。
固定期間でも、指など動かせる範囲で動かした方が、固定を外した時でも、手のこわばりやむくみ解消、そして、回復しやすい状態を作れるので、動かせる範囲で動かしましょう。
固定を外したら
無事痛みが引いて固定を外したら、軽くマッサージをしたり、手首回しの運動をするなど、リハビリテーション的なことをすることで、回復の助けになります。
といっても痛みがなくなると、そのことも忘れてしまうことが多かったりしますよね。
思い出したらやってみてください。
歳を重ねるほどに関節も筋肉も硬くなってくるので、全身のストレッチをまめに取り入れるなども大事ですね。
まとめ
ということで今回は、1人で包帯を巻く方法についてお伝えしました。
動画で詳しく解説していますので、一緒にご覧ください。
今回は包帯の巻き方についてご紹介しましたが、他にも包帯の巻き方についての記事を書いておりますので、そちらも参考にしてみてください。
現在のあかり接骨院は、腰痛専門、特に脊柱管狭窄症で辛い思いをされている方に特化した接骨院をしています。
以前は、包帯を巻くことにプライドを持っていた院長でしたが、ある日、怪我以上に多かったのは、慢性腰痛の患者さんだということに気づきました。
そのことをきっかけに、慢性的な腰痛を治すための施術を取り入れた接骨院に転換し現在に至っています。その施術を教えてくれたのは、ある出会いがきっかけでした。その出会いについては以下のプロフィールからご覧ください。
詳しい自己紹介は以下に書きました。 ⇨ 石川院長の詳しい自己紹介
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんにちは、あかり接骨院院長の石川です。 僕について 少し自己紹介します。
僕は水戸黄門で有名な茨城県の水戸生まれです。 有名健康雑誌に掲載された今話題のセラピストです。
専門は脊柱管狭窄症(実例:手術レベルの腰痛を手術無しで緩和100症例以上あり)。
20歳から怪我を治すことで有名な接骨院で5年丁稚奉公し大きな骨折や脱臼を治してきました。
その後4年間整形外科に勤務、手術レベルの指の骨折を手術なしで完治させてます。
現在は脊柱管狭窄症の施術と骨格矯正のセミナー講師もしてます。
ここまでの道のりは正直かなり険しかったですが、 この仕事が大好きな気持ち一心でやってきました。
詳しい自己紹介は以下に書きました。 ⇨ 石川院長の詳しい自己紹介
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【船橋市二和東の施術場所】
・駐車場は近隣コインパーキングをご利用ください
【お問い合わせ】
腰痛専門あかり接骨院